GA4はグーグルのユーザー情報を加味するなど複雑なユーザー情報の取得方法を適用できますが、この設定はそのようなデータ取得方法をできるだけ排するものです。
※ユーザー属性の詳細レポートで「性別・年齢」を選択した場合は回避できません。その他のレポートでは回避できる例がありましたので、よろしければトライしてみてください。
Google シグナルでは Googleアカウントを元にユーザー に関わるユーザー属性(性別・年齢)とインタレスト カテゴリに関するデータが収集されおり、プライバシー保護の観点から、これがしきい値の適用対象となり得ます。
GA4 では次の 4 タイプをうまく組み合わせることで、セッションをデバイスをまたいだ 1 つのユーザー として認識させます。この4タイプは複合的に作用させることも可ですし、 デバイス ID のみでも可です。 デバイス ID のみで設定すると しきい値の適用対象外となるケースがあります。
ユーザー4タイプ
- User-ID アナリティクスアカウントを保持する当事者が用意する
- Google シグナル Googleアカウントを元にした情報
- デバイス ID CID・アプリインスタンスID
- モデリング 類似ユーザーでモデリング
しきい値がなるべく適用されないようにする方法
しきい値がなるべく適用されないようにするには、レポートIDに関わる設定の変更を行う必要があります。
GA4管理(左下歯車アイコン)から、データの表示。レポートID。


次に「デバイスベース」をチェック。保存で完了です。
※2024年2月に「Googleシグナルがレポート用識別子から削除」されました。
同じGoogleアカウントでモバイル・PC両方ログインした場合、従来1ユーザーだったのが2ユーザーになりました。
※「レポート用識別子/レポートIDをいつでも変更出来る」仕様ですが、識別方式が変わると主に「ユーザー数」や「アクティブユーザー数」などの値に影響を及ぼす可能性があります。


